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2019年1月16日 (水)

来る

来る
劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本:中島哲也
共同脚本:岩井秀人、門間宣裕
原作:澤村伊智「ぼぎわんが、来る」
製作:川村元気 他
製作総指揮:山内章弘
出演:岡田准一、妻夫木聡、黒木華、志田愛珠、小松菜奈、松たか子、青木崇高、柴田理恵、大賀、伊集院光 他


  〈人間の心の隙間を狙う怪異〉


 「告白」の中島哲也監督が、岡田准一をはじめ、豪華キャストを迎えて描くサスペンス・ホラー。声と形をまねて、人の心の闇に迫り来る怪物と、霊媒師たちの戦いが繰り広げられる。


 香奈(黒木華)との結婚式を終え、幸せな新婚生活を送る田原秀樹(妻夫木聡)が勤める会社に謎の訪問者が現れる。取り次いだ後輩の伝言は「チサさんの件で」とのことだったが、秀樹の脳裏に疑問がよぎる。チサとは、妊娠した香奈と喜び勇んでつけたばかりの娘・知紗の名で、まだ二人しか知らないはずであった。結局、訪問者の正体はわからぬまま、“それ”と会話した後輩は謎の死を遂げる。2年後、イクメンパパとして知紗を溺愛する秀樹の周囲で、超常現象としか言いようのない怪異な出来事が相次いで起こり始める。何かに狙われているのではないかと恐れた秀樹は、オカルトライターの野崎(岡田准一)と、霊媒師の血をひくキャバ嬢・真琴(小松菜奈)とともに調査を開始。だが、田原家に憑いている“何か”は想像をはるかに超えた強大なモノだった。民族学者・津田(青木崇高)によると、その“何か”とは、田原家の故郷の民族伝承に由来する化け物ではないかという。そんななか、真琴の姉で、国内最強の霊媒師・琴子(松たか子)の呼びかけで、全国から猛者たちが次々と田原家に集結。かつてない規模の“祓いの儀式”が始まろうとしていた…。


 登場人物の全てに“心の闇”があるという、いかにも中島哲也監督好みの映画である。原作は“霊媒師姉妹シリーズ”となっているように、霊媒師姉妹の妹の方(映画では小松菜奈が演じる)が主役だが、映画では原作で狂言回しの役割りだった野崎(岡田准一)が主人公になる。


 原作タイトルは「ぼぎわんが、来る」。だが、“ぼぎわん”という言葉が省かれた。これはこの映画の本質的なところが、怪異が来るとか来ないとかではないという事なのだろうか。心の隙間を狙ってやってくる怪異を通して、人間の醜さを抉り出し、描いていく。一応、オカルトホラーなのだが、随所に笑える場面もあり、先輩霊媒師役の柴田理恵が、イイ味出していた。


私の評価…☆☆☆★

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