« サムライマラソン | トップページ | シンプル・フェイバー »

2019年4月14日 (日)

ふたりの女王 メアリーとエリザベス

Img_14042019_144119_338_x_480_

劇場:TOHOシネマズ二条
監督:ジョージー・ルーク
脚本:ボー・ウィリモン
原作:ジョン・ガイ「Queen of Scots: The True Life of Mary Stuart」
製作:ティム・ビーヴァン 他
製作総指揮:アメリア・グレンジャー 他
音楽:マックス・リヒター
出演:シアーシャ・ローナン、マーゴット・ロビー、ジャック・ロウデン、ジョー・アルウィン、デヴィッド・テナント、ガイ・ピアース、ジェンマ・チャン、マーティン・コムストン、イスマエル・クルス・コルドバ、ブレンダン・コイル、イアン・ハート、エイドリアン・レスター、ジェームズ・マクアードル、マリア=ヴィクトリア・ドラクシ、アイリーン・オヒギンス、アレックス・ベケット 他

 

 

 〈2人の若手女優の演技が見事〉

 

 

 スコットランドとイングランド。激動の16世紀に生きた2人の女王の運命が交錯していくさまを描く歴史ドラマ。

 

 

 スコットランド女王メアリー・スチュアート(シアーシャ・ローナン)は16歳でフランス王妃となり、18歳で未亡人になると、スコットランドで再び王位につく。しかし、当時のスコットランドを支配していたのは、従姉でもあるイングランド女王エリザベス1世(マーゴット・ロビー)だった。メアリーは自身のイングランド王位継承権を主張し、エリザベスの権力を脅かす。恋愛や結婚を経験し、気高く美しいメアリーに、エリザベスは複雑な感情を抱く。それぞれの宮廷内部で起こる裏切りや反乱、陰謀が2人の王位を危険に晒し、歴史の流れを変えていく…。

 

 

 邦題ではふたりの女王の名が同列に扱われているが、原題は「Mary, Queen of Scots」なので、スコットランド女王であるメアリー・スチュアートに焦点を当てて描いている。実際この2人は手紙のやり取りはあったらしいが、直接面会した記録はないようで、直接会うような場面がある本作におけるエリザベスの役割は、どうやら狂言回しということのようである。

 

 

 世界史を描くような映画というと、それだけで苦手な人には難しく感じるかも知れないが、本作はスコットランドとイギリスの関係、特に対立の歴史を少し調べて分かっていれば、あまり深い知識がなくても楽しめるかも。何せ、主演の2人がまだ20代にしてアカデミー賞ノミネート経験が既にある、シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーという、今最も勢いのある若手女優の演技が見事であり、女王としての孤独を共有する2人の対比が時に切なく、且つ魅力的に描かれているのである。

 

 

 英国王室ものの映画は、1つのジャンルとして確立しているほどの人気があり、本作は特に題材になりやすい時代をテーマにした作品だが、今以上に保守的な女性観の中で、社会の圧力に翻弄された女性の話でもあり、そういった意味では現在でも通じるような所がたくさんある映画である。本作の監督は女性であり、史実を若干変えているところもあるようだが、退屈せずに観られる映画であり、面白かった。

 

 

私の評価…☆☆☆☆

 

ポチッとよろしく!

|

« サムライマラソン | トップページ | シンプル・フェイバー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« サムライマラソン | トップページ | シンプル・フェイバー »