« キャプテン・マーベル | トップページ | バンブルビー »

2019年4月28日 (日)

ビリーブ 未来への大逆転

Img_28042019_131842_338_x_480_

劇場:TOHOシネマズ二条
監督:ミミ・レダー
脚本:ダニエル・スティープルマン
製作:ジョナサン・キング、ロバート・W・コート
製作総指揮:カレン・ループ
音楽:マイケル・ダナ
出演:フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー、ジャスティン・セロー、キャシー・ベイツ、サム・ウォーターストン、ケイリー・スピーニー、カラム・ショーニカー、ジャック・レイナー、スティーヴン・ルート、ルース・ベイダー・ギンズバーグ 他

 

 

 〈先例を変えることの難しさ〉

 

 

 1970年代のアメリカで、当時100%勝ち目がないといわれた男女平等裁判に挑んだ女性弁護士、ルース・ギンズバーグの実話を描く人間ドラマ。

 

 

 アメリカの貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグ(フェリシティ・ジョーンズ)は、すべてに疑問を持てという亡き母の言葉を胸に努力を重ね、名門ハーバード法科大学院に入学。だが1956年当時、500人の学生のうち女性は9人、女子トイレすらそこにはなかった。家事も育児も分担する夫マーティ(アーミー・ハマー)の協力のもと、大学を首席で卒業したルースだったが、法律事務所で働くことは叶わなかった。当時は女性が職に就くのが難しく、自分の名前でクレジットカードさえ作れなかった時代。やむなく大学教授になったルースは、70年代になってさらに男女平等の講義に力を入れ始めるのだった。そんなある日、弁護士の夢を捨てきれないルースに、マーティがある訴訟の記録を見せる。ルースはその訴訟が、歴史を変える裁判になることを信じ、自ら弁護を買って出るのだが…。

 

 

 これはのちにアメリカ合衆国最高裁判事となったルース・ベイダー・ギンズバーグ(80歳を超えた今でも在職中)が弁護士時代に史上初の男女平等裁判に挑んだ実話をもとに描いている。

 

 

 100年も前から変えることのできなかった、性差別の法律の数々。この“男女差別”を解消するには、過去に焦点を当てるのではなく、未来に焦点を当てて、「100%、負ける」という裁判を逆転して、勝たなければならないということである。本作では主人公を通してこの“男女差別”が描かれ、大逆転していく様が描かれる。アメリカの法律と、時代背景を理解していないと、少々難解な映画かもしれないが、先例を変えることの難しさを痛烈に描く映画である。

 

 

 主人公がクライマックスで言う、

 

「国が変われとは言わない 勝手に変わっていくものだから。でも、国が変わろうとする権利は認めて欲しい」

 

というセリフも何か、考えされられる。「博士と彼女のセオリー」のフェリシティー・ジョーンズがこのヒロインを熱演。彼女はこういう真の強い女性役がハマっている。

 

 

 ラストシーンでルース・ベイダー・ギンズバーグ本人が登場するが、その本人のドキュメンタリー「RBG 最強の85歳」が、5月10日の関東地区での封切りを皮切りに全国で順次公開されるので、興味のある方は、そちらもどうぞ。

 

 

私の評価…☆☆☆☆

 

ポチッとよろしく!

|

« キャプテン・マーベル | トップページ | バンブルビー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« キャプテン・マーベル | トップページ | バンブルビー »