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2019年5月

2019年5月26日 (日)

ハロウィン(2018)

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劇場:MOVIX京都
監督・脚本:デヴィッド・ゴードン・グリーン
共同脚本:ダニー・マクブライド
原作(キャラクター創作):ジョン・カーペンター、デブラ・ヒル
製作:ジェイソン・ブラム、ビル・ブロック
音楽:ジョン・カーペンター
出演:ジェイミー・リー・カーティス、ジュディ・グリア、アンディ・マティチャック、ウィル・パットン、ニック・キャッスル、ハルク・ビルギナー、トビー・ハス、マイルズ・ロビンス、P・J・ソールズ 他

 

 

 〈久々の1980年代テイストなスプラッター・ムービー復活〉

 

 

 1978年公開「ハロウィン」のジェイミー・リー・カーティスが引き続き出演、同作の40年後を描くショッキングホラー。

 

 

 1978年、ハロウィンの夜、アメリカ・イリノイ州ハドンフィールドで精神病棟から殺人鬼マイケル・マイヤーズが脱走。彼は真っ白なハロウィンマスクを被り作業つなぎの出で立ちで次々に人々を惨殺していった。一人の女子高生ローリー・ストロードの命を狙うマイケルはすんでのところで射殺されたはずだが、遺体が消える。この恐怖の化身を、人々は畏怖の念を込めてブギーマンと呼んだ。事件から40年後の2018年。ハロウィンを間近に控え、40年前の凄惨な殺人事件の真相を追うジャーナリストのアーロン(ジェファーソン・ホール)とデイナ(リアン・リース)は、マイケルが収監されている精神病棟を訪ね、主治医のサルテイン(ハルク・ビルギナー)に話を聞く。サルテインによると、この40年間マイケルは一言も話さず、動機や感情は一切不明であった。病院を後にしたアーロンとデイナは、事件の被害者で唯一の生き残りローリー・ストロード(ジェイミー・リー・カーティス)の元へ。彼女は事件以来トラウマが残り気難しい人間になっており、マイケル・マイヤーズが人知を超えた恐怖の化身ブギーマンであることを主張し、それ以上話すことはないと二人を冷たくあしらう。家族と一緒に過ごすよりも、マイケルが再び目の前に現れることを想定し非常事態に備えてきたローリーは、娘のカレン(ジュディ・グリア)からは距離を置かれ、孫のアリソン(アンディ・マティチャック)からは心配されている。ハロウィン前夜、精神病棟から患者を輸送する車が横転。警察が駆けつけたときには、同乗していた警察官や他の精神病患者は息絶え、マイケル・マイヤーズは忽然と姿を消していた。カレンは母の言葉を信じず、またアリソンはハロウィンパーティーに出向いている中、ローリーは再び街に解き放たれたブギーマンとの対峙を決意。40年の時を経て、再び恐怖に満ちたハロウィンが始まる…。

 

 

 タイトルに数字が無いので分かりにくいのだが、40年前に公開されたホラー映画の“正統な続編”である。今まで8作作られた続編や、ロブ・ゾンビ監督によるリブート版の設定は無かったことになっている。

 

 

 映画の中でもリアルに40年の月日が流れるのだが、第1作で殺されずに精神病棟に“収監”されていたマイケル・マイヤーズ(ブギーマン)。しかし、40年前に起きた事件の取材で来た新聞記者が、いらんちょっかいをかけたおかげて、当時の記憶が蘇ったのか、あのテーマ曲と共に大復活! 事件の生き残りであるエイミー(ジェイミー・リー・カーティス)を探すべく、関係者を次々と惨殺していく。

 

 

 マイケルとエイミーの関係性は作中で仄めかされるので、第1作は特に観ていなくても大丈夫であり、充分話にはついていける。何より第1作のヒロイン=ジェイミー・リー・カーティスが、今度は老体に鞭打って(笑)、またヒロイン役を張っているのに注目。自分が観に行ったとき、観客は第1作を全く知らない筈の10代後半から20代の女性が多かったのだが、

 

 「あのお婆ちゃんスゲー!」

 

とか言って盛り上がっていた。でも個人的には美人な孫娘アリソン(アンディ・マティチャック)と戦ってほしかったなぁ。

 

 

私の評価…☆☆☆

 

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2019年5月25日 (土)

名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)

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劇場:TOHOシネマズ二条
監督:永岡智佳
脚本:大倉崇裕
原作:青山剛昌「名探偵コナン」
音楽:大野克夫
主題歌:HIROOMI TOSAKA(登坂広臣 / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)「BLUE SAPPHIRE」
声の出演:江戸川コナン…高山みなみ、毛利蘭…山崎和佳奈、毛利小五郎…小山力也、怪盗キッド/工藤新一…山口勝平、鈴木園子…松井菜桜子、灰原哀…林原めぐみ、阿笠博士…緒方賢一、円谷光彦…大谷育江、吉田歩美…岩居由希子、小嶋元太…高木渉、京極真…檜山修之、中森銀三…石井康嗣、レオン・ロー…山崎育三郎、レイチェル・チェオング…河北麻友子、ヘッズリ・ジャマルッディン…ライアン・ドリース、ジョンハン・チェン…ジェフ・マニング、シェリリン・タン…浅川悠、中富禮次郎…高橋広樹、マーク・アイダン…チャールズ・グラバー、リシ・ラマナサン…梶裕貴/ドミニク・アレン(英語台詞)、ユージーン・リム…カート・コモン、林修…林修(本人役)、リシ・ラマナサンの父…間宮康弘、ボーイ…清水秀光、警備員…水内清光、警官…ボルケーノ太田、アナウンサー…クリステル・チアリ、小林亜美、エレベーター音声…森永千才、海賊…デレピアネ・ミゲル 他

 

 

  〈原点回帰の一方で新機軸などマンネリ回避の苦労も〉

 

 

 青山剛昌の大人気コミックを原作に、少年探偵・江戸川コナンの活躍を描く劇場版アニメシリーズ第23作。シリーズ初となる海外を舞台にした本作では、世界最大のブルーサファイヤを巡り、怪盗キッドと400戦無敗の空手家の京極真が対決。コナンも変装し、アーサー・ヒライの偽名を使って事件の解決に挑む。

 

 

 19世紀末に海賊船と共にシンガポール近海に沈んだとされる世界最大のブルーサファイア“紺青の拳”の回収を現地の富豪が目論むなか、ホテル「マリーナベイ・サンズ」近郊で殺人事件が発生。現場には、月下の奇術師・怪盗キッドの血塗られた予告状が残されていた。その頃、シンガポールで開催される空手トーナメントを観戦するため、蘭と彼女の親友・園子は現地を訪れる。パスポートを持っていないコナンは留守番のはずだったが、彼を利用しようとするキッドの奇術的な方法により、強制的にシンガポールへ連れてこられてしまう。キッドに従わなければ日本に帰ることすらできないコナンは、メガネや腕時計、服などをすべて奪われ、変装することに。その正体に気付いていない蘭に名前を聞かれ、とっさに“アーサー・ヒライ”と名乗るコナン。一方、キッドはある邸宅の地下金庫にブルーサファイアが眠っているという情報を入手。難なく侵入に成功したと思われたが、そこに400戦無敗の最強の空手家・京極真が立ちはだかる。そんな折、不吉な何かを予兆するかのようにシンガポールの象徴・マーライオンから真紅に染まった水が放出。やがて“獅子の国”の煌めきが黒炎に包まれる夜、世界を揺るがす闇の計画と、新時代への鐘の音が鳴り響く…。

 

 

 劇場版としては初の海外(シンガポール)が舞台となり、シリーズ初の女性監督、そして本来なら敵でありライバルの筈の“怪盗キッド”と共闘することになる。

 

 

 ある意味“原点回帰”した感じで、このところ超人化したような感じになっていたコナンも、ある理由で身分を隠さなければならなくなり、正体を知るキッド以外の人物から見れば普通の子供として行動せざるを得なくなるため、ここ数作に見られた荒唐無稽なアクションが少なくなっている。その代わりにクライマックスで箍が外れた京極さんが超サイヤ人化しているのだが(笑)。

 

 

 脚本はTVドラマ化もされた「福家警部補の挨拶」や「警視庁いきもの係」シリーズなどの推理作家である大倉崇裕が担当。「名探偵コナン」ではTVシリーズや劇場版で複数のエピソードの脚本を担当しており、劇場版は「から紅の恋歌」以来2作目。なるほど、「から紅~」同様、かなり凝ったトリックもあるし、話が相当練られていて面白い。「から紅~」では平次と和葉のラブコメ展開が話題になったが、今回もやっぱり京極真と鈴木園子のラブコメ展開が描かれる。

 

 

 まぁ、ラブコメ展開はいいとして、いくらアニメとはいえ、そしてシンガポールが舞台とはいえアレを爆破するとはね(笑)。よくクレームとかこなかったのかな。時々タイアップするかのように名所を破壊するゴジラ映画みたいなものなのかな?

 

 

私の評価…☆☆☆☆★

 

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2019年5月24日 (金)

麻雀放浪記2020

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劇場:T・ジョイ京都
監督・脚本:白石和彌
共同脚本:佐藤佐吉、渡部亮平
原案:阿佐田哲也「麻雀放浪記」
音楽:牛尾憲輔
主題歌:CHAI「Feel the BEAT」
出演:斎藤工、もも(チャラン・ポ・ランタン)、ベッキー、的場浩司、岡崎体育、ピエール瀧、音尾琢真、村杉蝉之介、伊武雅刀、矢島健一、吉澤健、堀内正美、ヴァニラ、小松政夫、竹中直人 他

 

 

  〈早期打ち切り納得の凡作〉

 

 

 真田広之主演で映画化されたこともある阿佐田哲也のベストセラー小説を、『孤狼の血』の白石和彌監督が大胆に映像化したコメディ。1945年から2020年にタイムスリップした天才ギャンブラーの青年が、麻雀を武器に激動の時代を生き抜く姿を描く。

 

 

 1945年の戦後日本から2020年にタイムスリップしたギャンブラー・坊や哲(斎藤工)。そこは、開催されるはずだった東京オリンピックは中止になり、人口は減少、AI(人口知能)が労働を担うようになり街には失業者と老人が溢れる世界だった。驚きの未来を目にした坊や哲だったが、思わぬ状況の中、麻雀での死闘の火ぶたが切って落とされる。

 

 

 ブッ飛んだおバカ映画(笑)。はっきり言って、何じゃこりゃな展開。一応、オリジナルを観ていなくても、麻雀のルール知らなくてもいいのだが、役名以外殆どオリジナルの欠片もない。折角描かれている社会風刺も分かりにくいし。「サムライマラソン」同様、誰かここでも竹中直人の暴走を止められなかったのか(笑)。

 

 

 問題となっているピエール瀧の主演シーンは2シーン計5分くらいか。僅かではあるが、カットしたらアンドロイドと化したママ(ベッキー 旧作では加賀まりこが演じた)が出られなくなるので、これはこれで良かったのかも。興行的に大爆死したみたいだから、ピエール瀧の不祥事をきっかけに封印しても良かったのでは。

 

 

私の評価…☆

 

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2019年5月17日 (金)

旅猫リポート

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劇場:京都シネマ
監督:三木康一郎
脚本:有川浩、平松恵美子
原作:有川浩「旅猫リポート」
製作:田渕みのり、宇高武志、河野美里
製作総指揮:大角正、吉田繁暁、津嶋敬介
音楽:コトリンゴ
出演:福士蒼汰、高畑充希、トム(猫)、広瀬アリス、大野拓朗、山本涼介、前野朋哉、田口翔大、二宮慶多、中村靖日、戸田菜穂、沢城みゆき(モモの声)、前野智昭(虎丸の声)、橋本じゅん、木村多江、田中壮太郎、笛木優子、竹内結子 他

 

 

  〈動物好きなら泣ける〉

 

 

 『図書館戦争』など数々の映像化作品で知られるベストセラー作家・有川浩の同名小説を、福士蒼汰主演で映画化したハートフルな物語。

 

 

 元野良猫のナナ(声:高畑充希)は、交通事故にあったところを心優しい猫好きの青年・悟(福士蒼汰)に助けられた。それから5年間、ナナは飼い猫として幸せに暮らしてきたが、悟はとある事情でナナを手放さなくてはならなくなる。悟はナナと一緒に新しい飼い主を探すため、銀色のワゴンに乗って旅に出る。悟の小学校時代の親友(山本涼介)、高校時代の友人夫婦(広瀬アリス、大野拓朗)、幼少のころから世話になっている叔母(竹内結子)など、悟がこれまでの人生で出会った大切な人たちを訪ねていき、それは図らずも悟の人生を振り返る旅となっていた。そして、旅の終わりに明かされる悟の秘密とは…。

 

 

 猫に限らずペットを飼っている(又は、いた)人なら絶対に泣ける映画。親族やかつての友人を通じて人生という旅のレポートを振り返る内容だが、あまりに辛すぎる主人公の境遇には閉口。途中で結末がほぼ読めてしまうのだが、やっぱり飼い主が先に逝っちゃダメでしょ。決して上手な作りではないが、心に残る映画ではある。

 

 

私の評価…☆☆☆

 

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2019年5月 8日 (水)

ダンボ(2019)

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劇場:TOHOシネマズ二条
監督:ティム・バートン
脚本:アーレン・クルーガー
原作:「ダンボ」(1941年/アメリカのアニメ映画/邦題「空飛ぶゾウ ダンボ」:日本公開1954年)
製作:ジャスティン・スプリンガー 他
製作総指揮:ティム・バートン、ナイジェル・ゴステロウ
音楽:ダニー・エルフマン
主題歌:アーケイド・ファイヤ「Baby Mine」
日本公開版エンディング・テーマ:竹内まりや「ベイビー・マイン」(上記主題歌のカバー)
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):エド・オズモンド[ダンボのモーション・キャプチャー・アクター]、コリン・ファレル(西島秀俊)、ニコ・パーカー(遠藤璃菜)、フィンリー・ホビンス(岡部息吹)、マイケル・キートン(井上和彦)、ダニー・デヴィート(浦山迅)、エヴァ・グリーン(沢城みゆき)、シャロン・ルーニー(大塚千弘)、デオビア・オパレイ(乃村健次)、ジョセフ・ギャット(阪口周平)、ダグラス・リース(巻島康一)、フィル・ジマーマン(竹田雅則)、デレクマイケル・バッファー(銀河万丈)、ロシャン・セス(たかお鷹)、アラン・アーキン(糸博)、ミゲル・ムニョス・セグラ(河本邦弘)、ゼナイダ・アルキャルディ(岸本百恵)、フランク・バーク(佐々木睦)、ラース・アイディンガー(佐々木啓夫)、サンディ・マーティン(宮沢きよこ) 他

 

 

 〈動物側ではなく人間側寄りの話に〉

 

 

 大きな耳で空を飛ぶ子ゾウの活躍を描いた、ディズニー・アニメーションの傑作を、鬼才ティム・バートン監督が実写映画化したファンタジー。空を飛ぶ力を悪用しようとする人々によって母親と引き離されてしまったダンボと、心やさしきサーカス団の人々が繰り広げる物語が描かれる。

 

 

 とあるサーカスに“大きすぎる耳”を持った子象が誕生する。子象は“ダンボ”と呼ばれ、ショーに出演しても観客の笑いものになる。ある日、ダンボの世話を任されたホルト(コリン・ファレル)の子どもたちが悲しむダンボを元気づけようと遊んでいると、ダンボがその“大きな耳”で飛べることを発見する。“空を飛ぶ子象”の噂は瞬く間に広がり、ダンボで金儲けを企む者に目をつけられ、ダンボは愛する母象ジャンボと引き離される。母を想うダンボに心を動かされたホルト一家とサーカス団の仲間は協力し、ダンボの捕らわれた母を救出しようと動き出す。

 

 

 1941年製作(日本公開は1954年/1983年にリバイバル公開)のアニメ版の上映時間が64分だったのにたいして、本作は112分と大ボリュームに。話自体は大筋で違いはないものの、実写でやると不自然に写るのであろう、喋る動物キャラを無くした分、増やした人間キャラにその役割を持たせて人間ドラマを増幅。特に後半はアニメ版には無い続編的な展開になっている。

 

 

 中でも一番の違いは、サーカス団の中で乗馬を得意とするファリア一家という、人間側の主人公を置いたことであろう。子供であるミリーとジョーの姉弟には親がいるのだが、母はインフルエンザの悪化で亡くなり、父は戦争に駆り出された挙げ句に隻腕となって帰ってくる。この、象と人間のどちらにも異形の者を配置するという設定変更で、ダンボとその母ジャンボ、そして人間側の親子、それぞれの絆が描かれる。代表作「シザーハンズ」(1990年)等でも分かるように、ティム・バートン監督は異形の者の悲哀を描くのが上手い。

 

 

 アニメ版で多くの人がトラウマになっている(?)、ピンクエレファントは、今ではたとえ象であれ子供が酒を飲む場面は描けないので、そのままでは出てこないが、ダンボも喜ぶファンタスティックな場面で登場するので、こちらはお楽しみに。

 

 

私の評価…☆☆☆★

 

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2019年5月 3日 (金)

バンブルビー

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劇場:TOHOシネマズ二条
監督:トラヴィス・ナイト
脚本:クリスティーナ・ハドソン
原作:タカラトミー・ハズブロ「トランスフォーマー」
製作:スティーヴン・スピルバーグ、ブライアン・ゴールドナー、マーク・ヴァーラディアン、クリス・ブリガム
音楽:ダリオ・マリアネッリ
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):ヘイリー・スタインフェルド(土屋太鳳)、ジョン・シナ(楠大典)、ジョージ・レンデボーグ・Jr(志尊淳)、ジョン・オーティス(後藤敦)、ジョン・オーティス(藤原夏海)、パメラ・アドロン(津田真澄)、スティーヴン・シュナイダー(河本邦弘)、グリン・ターマン(玉野井直樹)、レン・キャリオー(宝亀克寿)、グレイシー・ドジーニー(渡辺広子)、リカルド・ホヨス(土屋神葉) 他

 

オートボット(吹替版声優):バンブルビー…ディラン・オブライエン(木村良平)、オプティマス・プライム…ピーター・カレン(玄田哲章)、クリフジャンパー…アンドリュー・モルガド(中村和正)、ラチェット…デニス・シグレタリー(阿部竜一)、アーシー…グレイ・デリスル、ホイルジャック…スティーヴン・ブルー(綿貫竜之介)、ブローン…カーク・ベイリ 他

 

ディセプティコン(吹替版声優):ブリッツウィング…デイビット・ソボロブ(山岸治雄)、シャッター…アンジェラ・バセット(悠木碧)、ドロップキック…ジャスティン・セロー(濱野大輝)、ショックウェーブ…ジョン・ベイリー(拝真之介)、サウンドウェーブ…ジョン・ベイリー(大泊貴揮)、ラヴィッジ…ジョン・ベイリー 他

 

 

 〈どこか懐かしい青春映画テイスト〉

 

 

 地球に襲来した金属生命体と人類との戦いを描く、人気SFアクション「トランスフォーマー」シリーズの初のスピンオフ作。黄色いボディで人気のキャラクター、バンブルビーと18歳の少女との交流を軸に、彼がなぜ地球へやってきたのかが明らかになる。

 

 

 1987年、海辺の田舎町。思春期の少女チャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)は、父親を亡くした哀しみから立ち直れずにいた。18歳の誕生日、海沿いの小さな町の廃品置き場で廃車寸前の黄色い車を見つけた彼女は、自宅に乗って帰る。ところがその車が突然、トランスフォームする。驚くチャーリーに対し、逃げ惑う黄色い生命体。お互いに危害を加えないことを理解すると、似た者同士のふたりは急速に距離を縮める。記憶と声を失い“何か”に怯える黄色い生命体に“バンブルビー(黄色い蜂)”と名付けたチャーリーは、バンブルビーを匿うことにする。ボロボロに傷ついたバンブルビーと心に傷を抱えたチャーリーの間に思いがけない友情が芽生えるが、予測不能の事態に巻き込まれていく…。

 

 

 「トランスフォーマー」のスピンオフであり、プリクエル(前日譚)… と思っていたが、実は第1作よりも前の時代を描く「新シリーズ」であり、過去作とは直接関係のない「リブート作品」らしい。

 

 

 なので、前作までを観ていない人でも一応楽しめるし、ヒロイン役ヘイリー・スタインフェルドも、「ピッチ・パーフェクト2&3」の時のような、背伸びした役ではなく、実年齢と同じ等身大の役を熱演している。これまでの5作を監督したマイケル・ベイの色を薄め、製作を担当しているスピルバーグ風にテイストを変えたのも良い。舞台となる1980年代はスピルバーグ映画の全盛期だし、オマージュもたっぷり。また、この時代に人気だったジョン・ヒューズ監督の一連の青春映画のような趣もあり、マンネリ化しかけたシリーズに新風を吹き込んでいる。

 

 

 気になるのは週末の興行収入が、初登場4位と、いくら上にこの時期鉄板の「ドラえもん」がいるとはいえ、人気の凋落が目に見えてきたこと。アメリカでもその傾向はあるようで、今はまだ中国などで稼げているものの、先行きに不安を残る興行成績になってしまった。

 

 

 ただ、一応本作は世界的にヒットしているので、この「バンブルビー」もシリーズ化が検討されていて、次の「トランスフォーマー」シリーズも、このバンブルビーの設定を反映した新作が予定されているらしいのだが、果たしてどうなるのか、気になるところである。

 

 

私の評価…☆☆☆☆

 

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