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2019年6月

2019年6月26日 (水)

アベンジャーズ/エンドゲーム

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劇場:TOHOシネマズ二条
監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
脚本:クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー
原作:スタン・リー、ジャック・カービー
製作:ケヴィン・ファイギ
音楽:アラン・シルヴェストリ
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):ロバート・ダウニー・Jr(藤原啓治)、クリス・エヴァンス(中村悠一)、マーク・ラファロ(宮内敦士)、
クリス・ヘムズワース(三宅健太)、スカーレット・ヨハンソン(米倉涼子)、ジェレミー・レナー(宮迫博之)、ドン・チードル(目黒光祐)、ポール・ラッド(木内秀信)、カレン・ギラン(森夏姫)、ブラッドリー・クーパー(加藤浩次〈極楽とんぼ〉)、ブリー・ラーソン(水樹奈々)
ダナイ・グリラ(斎賀みつき)、ベネディクト・カンバーバッチ(三上哲)、チャドウィック・ボーズマン(田村真)、トム・ホランド(榎木淳弥)、ゾーイ・サルダナ(朴璐美)、エヴァンジェリン・リリー(内田有紀)、テッサ・トンプソン(沢城みゆき)、レネ・ルッソ(滝沢久美子)、エリザベス・オルセン(行成とあ)、アンソニー・マッキー(溝端淳平)、セバスチャン・スタン(白石充)、トム・ヒドルストン(平川大輔)、ベネディクト・ウォン(田中美央)、ポム・クレメンティエフ(秋元才加)、デイヴ・バウティスタ(楠見尚己)、レティーシャ・ライト、ジョン・スラッテリー(仲野裕)、ティルダ・スウィントン(樋口可南子)、ジョン・ファヴロー(大西健晴)、ヘイリー・アトウェル(園崎未恵)、ナタリー・ポートマン(坂本真綾)、マリサ・トメイ、タイカ・ワイティティ(金谷ヒデユキ)、アンジェラ・バセット、マイケル・ダグラス(御友公喜)、ミシェル・ファイファー、ウィリアム・ハート、コビー・スマルダーズ
ヴィン・ディーゼル(遠藤憲一)、グウィネス・パルトロー(小林さやか)、ロバート・レッドフォード(田中秀幸)、クリス・プラット(山寺宏一)、サミュエル・L・ジャクソン(竹中直人)、ジョシュ・ブローリン(銀河万丈)、スタン・リー(高桑満) 他

 

 

 〈10年間の集大成! 一先ず、お疲れ様!〉

 

 

 アメリカン・コミックのマーベル・コミック『アベンジャーズ』の実写映画シリーズ第4作であり、完結作。様々なマーベル・コミックの実写映画を、同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う『マーベル・シネマティック・ユニバース』(MCU)シリーズとしては第22作目の映画である。最強、最悪の敵サノスによって全宇宙の生命の半分が消し去られてしまった世界を舞台に、サノスにリベンジするため、アベンジャーズが再び立ち向かう。

 

 

 アベンジャーズのメンバーを含む全宇宙の生命は、最強を超える敵“サノス”によって半分が消し去られる。大切な家族や友人を目の前で失い、地球に取り残された35億の人々のなかには、この悲劇を乗り越えて前に進もうとする者もいた。そんななか、地球での壮絶な戦いから生き残ったキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、ソー(クリス・ヘムズワース)、ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)、ハルク(マーク・ラファロ)、ホークアイ(ジェレミー・レナー)と、宇宙をあてもなく彷徨いながら新たなスーツを開発し続けるアイアンマン(ロバート・ダウニーJr.)は、決して諦めてはいなかった。大逆転へのわずかな希望を信じて再び集結したヒーローたちは、失った者たちを取り戻す方法を探る。残された人々と今ここにいない仲間たちのために、アベンジャーズは最後にして史上最大の逆襲に挑む…。

 

 

 これはもう、これまでMCU21作品をずっと追いかけてきた人のためにあるようなもの。勿論、「アベンジャーズ」過去3作だけ観ても話が繋がる(元々のタイトルは「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー part2」なので前作の鑑賞は必須)から面白いとは思うが、サノスを倒すだけでは世界が元に戻らなかったからと、アントマンの力を借りて、量子世界を行来する(所謂タイムスリップ)ことになるため、過去作を一気に復習すると共に、各々の単体作品に出演していて既に死んでいるか行方不明になっているキャラを演じていた俳優、例えばナタリー・ポートマン(「マイティ・ソー」)やロバート・レッドフォード(「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」)、マイケル・ダグラス(「アントマン&ワスプ」)など、懐かしいメンツの再出演もあり(スタン・リーも!)、ファン冥利につきる内容である。

 

 

特にラスト30分は涙なくしては観られない! シリーズを牽引してきたキャラが死んでしまう衝撃はあったけど、ホント“お疲れさん!”って言いたい。1作目から出ている初期メンバーが“卒業”する本作。暫くは“アベンジャーズ・ロス”になりそう。

 

 

 でも、そうは言っていられない。6月28日からは「スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム」が公開され、これがどうやらMCU“フェーズ3”の最終作となる。“フェーズ4”という区分になるかどうかは未定らしいのだが、「ドクター・ストレンジ2」と「ブラック・パンサー2」は既に製作が決まっていて、更に「デッド・プール」の参入も決まったらしいので、まだまだファンの楽しみは尽きないと思う。監督のルッソ兄弟も暫くシリーズから離れるので、ユニバースの方向性がどう変わっていくのかにも注目だろう。「アイアンマン」の意志を継ぐ女性“アイアンハート”の登場にも期待がかかるところだ。哀しむのはホンの少しの間だけか。

 

 

 尚、28日から公開される「スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム」の冒頭で、本作のネタバレがあるらしく、その関係上なのか本作の上映は、ヒット中にも拘わらず27日で完全に終了することになった。未見の人は早く観に行ってくださいね。

 

 

私の評価…☆☆☆☆☆

 

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2019年6月16日 (日)

僕たちのラストステージ

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劇場:MOVIX京都
監督:ジョン・S・ベアード
脚本:ジェフ・ポープ
製作:フェイ・ウォード
製作総指揮:ケイト・ファスロ 他
音楽:ロルフ・ケント
出演:スティーヴ・クーガン、ジョン・C・ライリー、シャーリー・ヘンダーソン、ダニー・ヒューストン、ニナ・アリアンダ、ルーファス・ジョーンズ、スージー・ケイン 他

 

 

 〈芸人コンビの友情〉

 

 

 サイレント期からハリウッドで活躍したお笑いコンビ“ローレル&ハーディ”の晩年の実話を映画化。

 

 

 1937年。スタン・ローレル(スティーヴ・クーガン)とオリバー・ハーディ(ジョン・C・ライリー)のお笑いコンビ“ローレル&ハーディ”は、観客や批評家から愛され、出演映画は世界中で上映。ハリウッド・コメディ界の頂点に君臨していた。だが、それから10年以上が経過した1953年。イギリスでホールツアーを開始したローレル&ハーディだったが、既に彼らは過去の人となっていた。待遇は悪く、客席もガラガラ。互いを笑わせながら続く過酷なツアー。しかし、努力の甲斐あって、2人は次第にファンを取り戻していく。ところがある日、口論をきっかけにオリバーはコンビ解消を決意。スタンに引退を告げるが…。

 

 

 1920年代初め頃から映画や舞台で活躍し、日本でも“極楽コンビ”として人気だった、“ローレル&ハーディ”の晩年を描く感動作。実話ベースなので、映画としては話の中身が薄いし、2人のコントでの役割や性格をドラマの中で活かすため、話の中に度々ケンカを盛り込むなど、フィクションの部分も多い(コンビ仲は非常に良かったらしい)ようだが、深い友情で結ばれた二人の絆に、最後の最後で泣かされる。

 

 

 劇中で披露されるコントは、勿論このコンビが当時やっていたネタを復元したものなのだが、日本だとドリフターズのコントが、これに近いことに気付く。そう、特に志村けんが加入した後のものは、加藤茶と志村けんのコンビが映画好きということもあったのか、名作映画が元ネタになっているものが多いのである(ローレル&ハーディの他、チャップリンやキートンのコメディからミュージカル「恋愛準決勝戦」のカメラトリック、ゾンビもの「死霊のえじき」等)。だからなのか、ローレル&ハーディを知らなくても、このコントを観ただけで、どこかちょっと懐かしい気分に浸れる。

 

 

 2人の映画の多くはパブリック・ドメイン(権利関係消滅)になっているのか、YouTube等で結構観られるようなので、暇なときに観てみようかな?

 

 

私の評価…☆☆☆★

 

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2019年6月12日 (水)

キングダム

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劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本:佐藤信介
共同脚本:黒岩勉、原泰久
原作:原泰久「キングダム」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
製作:北畠輝幸 他
音楽:やまだ豊
主題歌:ONE OK ROCK「Wasted Nights」
出演:山﨑賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、満島真之介、阿部進之介、深水元基、六平直政、一ノ瀬ワタル、大内田悠平、阿見201、マメ山田、TERU、髙嶋政宏、要潤、大西利空、南出凌嘉、北岡龍貴、大迫一平、大地泰仁、伊藤友樹、関野昌敏、大塚ヒロタ、佐藤一平、酒向芳、剣持直明、川井つと、岸田研二、信太昌之、慈五郎、三元雅芸、平原テツ、谷口翔太、金子岳憲、鈴木信二、尾崎一彦、名倉右喬、黒石高大、竜二、広瀬圭祐、スガマサミ、小水たいが、佐藤文吾、山口孝二、田野良樹、山田あんこ、藤倉未邦、橋本じゅん、坂口拓、宇梶剛士、加藤雅也、石橋蓮司、大沢たかお 他

 

 

  〈続編が観たいと思わせる完成度〉

 

 

 週刊ヤングジャンプに連載中の原泰久の人気コミックを壮大なスケールで実写映画化した戦記ドラマ。春秋戦国時代の中国を舞台に、大将軍を目指す少年と中華統一を目指す王という2人の男が織りなす運命の物語が描かれる。

 

 

 紀元前 255 年。春秋戦国時代の中華・西方の国・秦。戦災孤児の信(山崎賢人)と漂(吉沢亮)は、天下の大将軍を夢見て、日々剣術に励んでいた。そんなある日、漂は王都の大臣・昌文君(高嶋政宏)によって召し上げられ、王宮へ。信と漂は別々の道を歩むこととなる。だが、王宮では王の弟・成(本郷奏多)によるクーデターが勃発。戦いで致命傷を負った漂は、何とか信のいる納屋に辿り着き、“お前に頼みたいことがある”と告げる。血まみれの手に握られていたのは、ある丘に建つ小屋を示す地図だった。“今すぐそこへ行け”と言い残して力尽きる漂。泣き叫びながらも、信は漂が手にしていた剣と地図を握りしめ、走り出す。そして辿り着いた場所で信の目に飛び込んできたのは、冷静に佇む漂の姿。だがそれは、玉座を奪われ、王都を追われた秦の若き王・政(吉沢亮:二役)だった。政に瓜二つの漂は、政の身代わりとなって命を落としたのだ。激高する信だったが、国を背負う政の強さと漂の意思を受け止め、政と共に行動することを決意。2人は王宮を奪還するため立ち上がる。だがそれは、政にとっての第一歩に過ぎなかった。戦乱の世に終わりをもたらす中華統一。未だかつて誰も成し遂げたことのない夢を、政は心に秘めていた。信は天下の大将軍を、政は中華統一を。その夢の前に横たわるのは、途方もない修羅の道。若き2人の戦いが幕を開ける…。

 

 

 原作の1~4巻にあたる“王都奪還編”を映像化。原作エピソードの取捨選択が良く、テンポ良く進む脚色が秀逸である。信と漂は兎も角、河了貂(かりょうてん=橋本環奈)は可愛いし、後に秦国大将軍となる実在の人物・楊端和(ようたんわ=長澤まさみ)は、むちゃくちゃカッコいい。麗しい太ももが露になるアクションシーンは、佐藤信介監督(『GANTZ』)なりのサービスショットなのかな?

 

 

 でも、美味しいところ全部持っていくのは、インパクト大の王騎(大沢たかお)。役作りのため体重を15㎏増やした体は貫禄たっぷりで、特徴的な笑い方などもピタリとハマっている。

 

 

 まぁ、原作ではこのエピソードを足がかりに7つの国を1つずつ治めて中華統一を目指すので、続編が観られるようなレベルまで、ヒットしてほしいなぁ。

 

 

私の評価…☆☆☆☆

 

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2019年6月 6日 (木)

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~

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劇場:MOVIX京都
監督:石原立也
脚本:花田十輝
原作:武田綾乃「響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章」
製作:京都アニメーション 他
音楽:松田彬人
音楽制作協力:洗足学園音楽大学
主題歌:TRUE「Blast!」
声の出演:黄前久美子…黒沢ともよ、加藤葉月…朝井彩加、川島緑輝(さふぁいあ)…豊田萌絵、高坂麗奈…安済知佳、久石奏…雨宮天、月永求…土屋神葉、鈴木美玲…七瀬彩夏、鈴木さつき…久野美咲、吉川優子…山岡ゆり、中川夏紀…藤村鼓乃美、塚本秀一…石谷春貴 他

 

 

 〈部活あるあるが散りばめられた、主人公たちの成長物語〉

 

 

 吹奏楽で全国大会を目指す高校生たちの青春を描いた人気TVアニメの劇場版第3作。2年生となった久美子が新入生が巻き起こす騒動に頭を悩ませながらも、全国大会金賞を目指し奮闘する姿がつづられる。

 

 

 昨年度の全日本吹奏楽コンクールに出場を果たした北宇治高校吹奏楽部では、2年に進級した黄前久美子と3年生の加部友恵が4月から新しく入った1年生の指導に当たることに。全国大会に出場したとあって多くの新入部員を迎えるなか、低音パートには、一見、何の問題もなさそうな久石奏、周囲と馴染もうとしない鈴木美玲、そんな美玲と仲良くしようとする鈴木さつき、自身のことを語ろうとしない月永求の4名がやって来る。サンライズフェスティバルやオーディション、そしてコンクールと、全国大会金賞を目標に掲げる吹奏楽部では問題が次々と勃発。北宇治高校吹奏楽部の波乱の日々が始まる…。

 

 

 TV版第2期の1年後を描く作品で、昨年公開されたスピンオフの「リズと青い鳥」とは時系列を共有する。「けいおん!」や「ラブライブ!」などでもそうだが、主人公たちが上級生になると、当然の如く下級生の指導係となり、関わりあいかたが描かれていくのだが、その1年生が揃いも揃って曲者ばかりというところが面白い。

 

 

 部活動経験者なら、誰もが身に覚えがある、部活あるあるが散りばめられていると同時に、主人公の成長物語としても、ちゃんとまとめあげられている。惜しいのは、原作には“3年生編(「北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前・後編」)”があるということで、どうしても“3部作の中間部分”的、つまり完結編への繋ぎのような感覚になってしまうというところだろうか。その“最終楽章”は6月1日にアニメ版の製作決定の情報が流れた(TV版・劇場版のどちらになるかは未定)。

 

 

 ただ前作同様、クライマックスの演奏シーンは圧巻の迫力で、ここを観るだけでも価値ある1本であり、こうなったら“最終楽章”まで観てみたいものである。最新の情報を待とう!

 

 

私の評価…☆☆☆☆

 

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