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2019年7月19日 (金)

居眠り磐音

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劇場:MOVIX京都
監督:本木克英
脚本:藤本有紀
原作:佐伯泰英「居眠り磐音 決定版」
製作:藤村直人(企画・プロデュース)、西麻美、福島大輔
製作総指揮:伊藤響、吉田繁暁
音楽:髙見優
主題歌:MISIA「LOVED」
出演:松坂桃李、木村文乃、芳根京子、柄本佑、杉野遥亮、佐々木蔵之介、奥田瑛二、佐戸井けん太、比留間由哲、和田聰宏、高橋努、荒井敦史、南沙良、ベンガル、桜木健一、水澤紳吾、阿部亮平、永瀬匡、川村ゆきえ、宮下かな子、山本浩司、有福正志、菅原大吉、陣内孝則(特別出演)橋本じゅん、早乙女太一、中村ゆり、波岡一喜、石丸謙二郎、財前直見(友情出演)、西村まさ彦(友情出演)、谷原章介、中村梅雀、柄本明 他

 

 

  〈久しぶりの王道時代劇〉

 

 

 時代小説で知られる佐伯泰英の人気シリーズを松坂桃李主演で初めて映画化した時代ドラマ。不幸な過去を背負い、故郷を離れて江戸で浪人として暮らす男が、巨悪に立ち向かうため、剣を手に取る。

 

 

 人情に厚く、春風のように穏やかで、礼節を重んじる好青年の坂崎磐音(松坂桃李)は剣の達人ではあるが、日向ぼっこで居眠りする老猫のような剣術で、眠っているのか起きているのかわからないことから“居眠り剣法”と呼ばれていた。磐音と幼馴染の小林琴平(柄本佑)、河井慎之輔(杉野遥亮)は江戸勤番を終え、三年振りに故郷である九州・豊後関前藩に戻る。琴平の妹・舞は慎之輔に嫁ぎ、磐音も琴平と舞の妹・奈緒(芳根京子)と祝言を控えていた。ところが、磐音と奈緒の祝言の運びになったとき、舞が不貞を犯したという噂を聞いた慎之輔が、舞を斬ってしまう。それに激昂した琴平は噂を慎之輔に吹き込んだ人物と慎之輔を斬る。琴平は罰せられることとなり、磐音が琴平を討ち取るよう命じられる。琴平を討ち取った磐音は、実の兄を殺した以上、奈緒とは一緒になれないと、彼女を残して脱藩する。すべてを失い、浪人の身となった磐音は江戸の長屋で暮らすようになるが、収入源がなく家賃の支払いも滞ってしまう。見かねた大家・金兵衛(中村梅雀)の紹介で、昼は鰻屋の鰻割き、夜は両替商・今津屋の用心棒として働き始める。穏やかで優しいが剣の腕は立つ磐音は、次第に周囲の人々から頼られる存在になり、今津屋の女中で金兵衛の娘・おこん(木村文乃)からも好意を持たれるようになる。そんな折、今津屋は幕府が流通させた新貨幣をめぐる陰謀に巻き込まれ、磐音は用心棒として悪に立ち向かう…。

 

 

 2007~2017年にNHKでドラマ化もされた「陽炎の辻」の一編を、別キャストで映画化したものである。ただ、こちらの原作はオリジナルに加筆修正を加えた「~決定版」なので、NHKドラマ版とはストーリーが細部で異なるとは思うのだが。関前藩国家老=宍戸文六役はピエール瀧が演じていたが、不祥事で撮り直され奥田瑛二に交代。大悪ではないものの、こっちの方が悪役として貫禄あって良くなっている。

 

 

 ちなみに、本作は松竹映画なので大半を松竹京都撮影所で撮っているのだが、ごく一部が東映太秦撮影所で撮影されている。恐らくクライマックスの花魁道中のシーンがその1つだと思われるのだが、お家取り潰しとなり人生が暗転してしまう主人公の元・許嫁でヒロインの一人である奈緒(芳根京子)が、花魁に身を落としながらも吉原で白鶴太夫として再起を図るシーンは凄く美しかった。本作は興行収入成績が今一つ芳しくないようだが、作品の悪評はあまり聞かず、原作も現在51巻あるので、ドラマ版同様、映画も続編を作ってほしいところである。

 

 

私の評価…☆☆☆☆

 

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