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2019年7月31日 (水)

空母いぶき

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劇場:TOHOシネマズ二条
監督:若松節朗
脚本:伊藤和典、長谷川康夫
原作:かわぐちかいじ「空母いぶき」(小学舘「ビッグコミック」連載)
製作プロダクション:デスティニー
音楽:岩代太郎
出演:西島秀俊、佐々木蔵之介、本田翼、小倉久寛、髙嶋政宏、玉木宏、戸次重幸、市原隼人、堂珍嘉邦、片桐仁、和田正人、石田法嗣、平埜生成、土村芳、深川麻衣、山内圭哉、千葉哲也、加藤虎ノ介、三浦誠己、横田栄司、岸博之、渡辺邦斗、遠藤雄弥、橋本一郎、俊藤光利、山田幸伸、綱島郷太郎、袴田吉彦、井上肇、藤田宗久、横山由依(写真のみ)、中井貴一、村上淳、吉田栄作、工藤俊作、金井勇太、佐々木勝彦、中村育二、益岡徹、斉藤由貴、藤竜也、佐藤浩市 他

 

 

  〈コンビニの場面は笑えるが、蛇足〉

 

 

 かわぐちかいじの人気コミックを、骨太な人間ドラマに定評のある若松節朗が映画化したポリティカル・アクション。謎の武装集団によって領土を占領されるという未曽有の事態に遭遇し、現場へ向かう自衛隊初の航空機搭載型護衛艦いぶきのクルーたちの戦いが描かれる。

 

 

 20XX年、クリスマスイブ前日の12月23日未明。沖ノ鳥島の西方450キロ、波留間群島初島に国籍不明の武装集団が上陸、日本の領土が占領された。海上自衛隊は直ちに小笠原諸島沖で訓練航海中の第5護衛隊群を現場に向かわせる。その旗艦こそ、自衛隊初の航空機搭載型護衛艦《いぶき》であった。計画段階から「専守防衛」論議の的となり、国論を二分してきた《いぶき》。艦長は、航空自衛隊出身の秋津竜太一佐(西島秀俊)、そしてそれを補佐する副長は、海上自衛隊生え抜きの新波歳也二佐(佐々木蔵之介)。そんな彼らを待ち受けていたのは、敵潜水艦からの突然のミサイル攻撃だった。さらに針路上には敵の空母艦隊が出現。想定を越えた戦闘状態に突入していくなか、政府は戦後初めての「防衛出動」を発令。迫り来る敵戦闘機に向け、迎撃ミサイルが放たれる…。

 

 

 いろんな意味で面白い映画。見応えはあるのだが、原作では中国だった敵国が、映画では実際の地球上には場所すら無い架空の超民族主義国家になっている。まぁ、世界配給を見据えた場合、これは仕方の無いことなのだが、何故か建国から3年程の小国という設定に。オイオイ… そんな小国が中国と同等の軍事力を持つことが可能なのか? 架空の国にしなければいけないとはいえ、設定としてあまりに無茶すぎるのではないか。

 

 

 原作には無いキャラも多い。視聴者目線で分かりやすくするためだろうが、インターネット新聞の新人記者(本田翼)と大手新聞社のベテラン記者(小倉久寛)を、取材目的で空母に乗船させたのは、まだいいのですが、多分にコメディリリーフ的に挿入したコンビニ店長(中井貴一)のパートは、役割として充分機能しているとは言えず、あの部分は無くても良かった。ラストも収拾がつかなくなったのか、同じ原作者の別作品のエピソードを入れるという(実は敵国を中国にできない理由がここにある)、かなり強引な事をやっており、そこだけ異質な感じになっている。

 

 

 ただ、主人公の司令官(西島秀俊)と考え方が少し違う副司令官(佐々木蔵之介)、垂水総理大臣(佐藤浩市)のキャラがしっかり立っているので、人間ドラマとしては辛うじて観られる映画になっていた。やり玉にあげられていた総理のトイレの場面は1分位しかなく、それも手洗いで沢崎アジア大洋州局局長(吉田栄作)と喋っているだけで、漢方薬入り水筒も言われなければ分からない程度の描写しか無かった。批判に晒されるようなものには到底思えず、現実よりしっかりしている(笑)ように見えたのだが… はて、何でだったのだろう?

 

 

私の評価…☆☆☆

 

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