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2019年8月 8日 (木)

〈午前十時の映画祭10-FINAL〉 愛と青春の旅だち(1982年)

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劇場:TOHOシネマズ二条
監督:テイラー・ハックフォード
脚本:ダグラス・デイ・スチュアート
製作:マーティン・エルファンド
音楽:ジャック・ニッチェ
出演:リチャード・ギア、デブラ・ウィンガー、デヴィッド・キース、ロバート・ロッジア、リサ・ブロント、リサ・アイルバッハー、ルイス・ゴセット・ジュニア、トニー・プラナ、ハロルド・シルヴェスター、デヴィッド・カルーソ 他


  〈今の感覚ではもう作れない? ’80年代青春映画の佳作〉


 海軍士官学校の新入生と、町工場の娘とのロマンスを軸にし、日本でも大ヒットした青春映画。


 ワシントン州、シアトル。その日の朝、ザック・メイオ(リチャード・ギア)は、全裸で寝ている父バイロンと娼婦を見ながら、少年時代を思い出していた。海軍の兵曹だった父の不実をなじって母は彼が13歳の時に自殺。ザックは父の駐屯地であるフィリピンにゆき、悲惨な思春期をすごしたのだ。目覚めた父に、彼は子供の頃からの夢だったパイロットになるため、海軍航空士官養成学校に入ると告げると、父は軍隊なんかに入って苦労するのは馬鹿げたことだという。しかし、彼の決意は固く、シアトルの近くにあるレーニエ基地内の学校に入学する。彼を含め34人の士官候補生を待っていたのは訓練教官の黒人軍曹フォーリー(ルイス・ゴセット・ジュニア)のしごきであった。34名の中にはケーシー(ルイス・アイルバッチャー)のような女性もいた。女性を除いて皆丸坊主にされ、ザックはオクラホマ出身の純朴青年シド(デヴィッド・キース)、妻子持ちの黒人ペリーマンと同じ部屋を割り当てられた。13週に及ぶ過酷な訓練が始まった。フォーリーは皆を徹底して罵倒し、ザックはメイオではなくメイヨネーズとののしられる。4週がすぎ、候補生は市民との懇親パーティーに出席することが許された。フォーリーは「娘たちは士官候補生をひっかけようと狙っているから注意しろ」という。ザックとシドは、パーティーでポーラ(デブラ・ウィンガー)とリネット(リサ・ブロント)と知りあう。彼女らは製紙工場の女工だった。そして何となくザツクとポーラ、シドとリネットのカップルが出来あがった。週末になると2組のカップルはデートした。ポーラはザックの内面の屈折した影が気になりながら、彼を愛するようになる。フォーリーは、仲間と溶けあおうとしないザックを特別しごきにしごき、任意除隊(DOR)を申請せよと迫る。ついに、極限状態に達したザックは「ここ以外に行くところがない」と叫ぶ。それを境にザックは、チームの一員として行動するようになつた。日曜日、ポーラの家に招かれたザックは、彼女の父も士官候補生だったことを聞かされる。ポーラも士官候補生をひっかけ、あわよくば玉の輿を狙っているのかも知れぬと思うザック。ザックは翌日、ポーラがかけてきた電話に出ようとしなかつた。一方、シドはリサから妊娠したと聞かされると、DORを申請。結婚指輪を持ってリサの所へかけつけた。だが、彼女は士官としか結婚しないという。ショックを受けたシドは、モテルに行き、自殺する…。


 名作とはちょっと違うかなと思うのだが、やっぱりいい映画。原題直訳は「仕官と紳士」で、これはアメリカの法律「統一軍事裁判法」の中の133条、士官や紳士に相応しくない行為(Conduct unbecoming an officer and a gentleman)を略した言葉。当然、これだけじゃ日本人にはチンプンカンプンなので、一発逆転ものの邦題になったのだが、半人前の主人公が、13週間の訓練など、幾多の苦難を乗り越えて成長し、おまけに彼女までゲットするので、この邦題の方がピッタリとハマっているように思う。

 

 

 訓練生と教官の立場が入れ替わるクライマックスからヒロインをお姫様だっこするラストなんかは特に印象的で、名場面のひとつである。後にデミ・ムーアが出てくるまでは、ハスキー・ヴォイスの美人女優っていうと、このヒロイン=デブラ・ウィンガーだった。残念ながら1995年以降は映画界から距離を置き、2014年の「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」(ダスティン・ホフマン主演)以降、映画には出演していないようだが、また出演作を観てみたいものである。

 

 

 因みに、ソフト版だと冒頭で主人公の父バイロンが女と“合体”している場面と、訓練生仲間が恋に破れてモーテルで自殺する場面は、陰部にボカシが入っていたが、今回の上映では入ってなかった。元々のマスターがそうなっているのかもしれないけど、時代によって規制の範囲は変わるんですな。


私の評価…☆☆☆★

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