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2019年12月27日 (金)

蜜蜂と遠雷

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劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本:石川慶
原作:恩田睦「蜜蜂と遠雷」
製作:佐藤善宏、石黒裕亮、加倉井誠人
製作総指揮:山内章弘
音楽:篠田大介
出演:松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士、臼田あさ美、ブルゾンちえみ、福島リラ、眞島秀和、片桐はいり、光石研、平田満、アンジェイ・ヒラ、斉藤由貴、鹿賀丈史 他

 

 

  〈クラシック好きなら堪らないのではないか〉

 

 

 2017年に史上初となる直木賞&本屋大賞のW受賞を成し遂げた、恩田陸の同名小説を映画化。若手の登竜門とされるピアノコンクールを舞台に、才能あふれる4人の男女の挑戦と成長を描く。

 

 

 「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」というジンクスをもち、近年高い注目を浴びる芳ヶ江国際ピアノコンクール。ピアノの天才達が集うこのコンクールの予選会に、若き4人のピアニストが現れる。7年前の突然の失踪から再起を目指す元・天才少女、英伝亜夜(松岡茉優)。“生活者の音楽”を掲げ、最後のコンクールに挑むサラリーマン奏者、高島明石(松坂桃李)。人気実力を兼ね備えた優勝大本命、マサル(森崎ウィン)。今は亡き“ピアノの神”からの「推薦状」を持つ謎の少年、風間塵(鈴鹿央士)。熱い“戦い”を経て、互いに刺激し合い、葛藤し、成長を遂げ<覚醒>していく4人―。その先に待ち受ける運命とは…。

 

 

 原作は未読で、映像化は難しいといわれていたらしいが、思っていたよりもシンプルですっきりとした映画だった。

 

 

 なにより、ピアノ演奏のシーンが素晴らしい。勿論、ピアノを弾く手のアップのシーンはプロのピアニスト(河村尚子、福間洸太朗、金子三勇士、藤田真央)による吹き替えというのは分かっているが、顔が見えるくらいに寄った画では役者本人が演じていて、本当に弾いているようにちゃんと見えるのだから大したものだ。

 

 

 因みに昔、アメリカ映画で「愛情物語(原題:「The Eddy Duchin Story」)」(1956年/ジョージ・シドニー監督)という、1930年代から1940年代にかけて活動し、若くして急性骨髄性白血病のため夭折した天才ピアニスト=エディ・デューチンを描いた映画があった。映画ではピアノの音はカーメン・キャバレロが吹き替えたが、この役を演じたタイロン・パワーは、映画の中で演奏された名曲「トゥー・ラブ・アゲイン」を、一通り弾けるようになるまで猛特訓したという。

 

 

 まさか本作では、そこまでのことはやっていないと思うが、四者四様の奏でられる旋律が心地良い。月の光の連弾のシーンの描写は特に見事。音楽に比重をおいた分、ドラマが薄くなってしまったのは残念だが、心が癒されるのには充分であった。

 

 

私の評価…☆☆☆

 

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