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2020年7月

2020年7月30日 (木)

ティーンスピリット

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劇場:MOVIX京都
監督・脚本:マックス・ミンゲラ
製作:フレッド・バーガー
製作総指揮:マックス・ミンゲラ、ジェイミー・ベル 他
音楽:マリウス・デ・ヴリーズ
出演:エル・ファニング、ズラッコ・ブリッチ、レベッカ・ホール、アグニェシュカ・グロホフスカ、クララ・ルガード、ミリー・ブレイディ、オリヴィア・グレイ、ルアリー・オコナー、アーチー・マデクウィージョーダン・スティーヴンス、ウルスラ・ホリデー 他

 

 

  〈エルたんの歌だけは最高なのだが〉

 

 

 『マレフィセント』『20センチュリー・ウーマン』などのエル・ファニングが主演し、本格的な歌唱シーンに挑戦した青春音楽ドラマ。有名オーディション番組に挑み、歌手になる夢をつかもうとする少女の姿を映しだす。

 

 

 イギリスの田舎町、ワイト島。移民として母子家庭で育った内気な主人公のヴァイオレット・ヴァレンスキ(エル・ファニング)にとって、音楽だけが現実の世界から自分を解き放ってくれる心の拠り所だった。そんな彼女はある日、地元で国際的に有名な人気オーディション番組”ティーンスピリット”の予選が行われることを知る。町を抜け出し、歌手になる夢をつかむため、自らの歌声ひとつでオーディションに挑む決意をした彼女の未来とは…!?

 

 

 悪くはないのだが、展開が凡庸。重要なキャラクターが深掘りされていないため共感がイマイチできない。実際のオーディション番組みたいな演出は面白かったが、他の出場者の出番が短すぎて、折角の音楽映画なのに曲を殆ど聴かせないのはダメだろう。勿論、ヒロインの歌はたっぷり聴かせるのだが、対決を見せるのなら相手の歌を蔑ろにしてはいけないのである。

 

 

 エル・ファニングは「マレフィセント」シリーズを観た時にも思ったが、歌が上手い。ライブシーンは圧巻の出来である。一度本格的なミュージカル映画に出演してほしいな。

 

 

私の評価…☆☆☆

 

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2020年7月29日 (水)

パラサイト 半地下の家族

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劇場:MOVIX京都
監督・脚本・製作:ポン・ジュノ
共同脚本:ハン・ジンウォン
共同製作:クァク・シネ、ムン・ヤングォン、チャン・ヨンファン
音楽:チョン・ジェイル
主題歌:チェ・ウシク「A GLASS OF SOJU」
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):ソン・ガンホ(山路和弘)、イ・ソンギュン(堀川仁)、チョ・ヨジョン(折笠富美子)、チェ・ウシク(柳田淳一)、パク・ソダム(味里)チャン・ヘジン(今泉葉子)、パク・ミョンフン、イ・ジョンウン(斉藤こず恵)チョン・ジソ、チョン・ヒョンジュン、パク・ソジュン[特別出演]、パク・クンノク、チョン・イソ 他

 

 

  〈現代社会の貧富の差〉

 

 

 第72回カンヌ国際映画祭にて最高賞パルムドールを受賞した、「オクジャ/okja」のポン・ジュノ監督によるブラックコメディ。第92回アカデミー賞国際長編映画賞(旧・外国語映画賞)、脚本賞、監督賞、作品賞の4冠を韓国映画として初受賞した。

 

 

 日の光も電波も弱い、半地下住宅で暮らすキム一家。父のキム・ギテク(ソン・ガンホ)はこれまでに度々事業に失敗しており、計画性も仕事もないが楽天的。元ハンマー投げ選手の母チュンスク(チャン・ヘジン)は、そんな不甲斐ない夫に強く当たっている。息子のギウ(チェ・ウシク)は大学受験に落ち続け、娘のギジョン(パク・ソダム)は美大を目指すが上手くいかず、予備校に通うお金もない。しがない内職で日々を食いつないでいる貧しい彼らは、皆、普通の暮らしがしたいと願っていた。ある日、ギウを訪ねて、受験を勝ち抜き今や名門大学生となった友人ミニョク(パク・ソジュン)がやってきて、留学する間、彼に代わって家庭教師をしないかと持ち掛ける。受験経験は豊富だが学歴のないギウが向かったのは、IT企業の社長パク・ドンイク(イ・ソンギュン)の自宅である、高台に佇むモダンな建築の大豪邸だった。偽造した大学在学証明書にさほど目を通す様子もなく、若く美しい妻ヨンギョ(チョ・ヨジョン)に娘ダへ(チョン・ジソ)の部屋へと案内されるギウ。受験のプロのギウは少し授業をしただけで母と娘の心をすっかり掴んでしまう。帰り際、落ち着きのないパク家の末っ子ダソン(チョン・ヒョンジュン)は、紹介したい家庭教師がいると提案。後日、ギウは妹のギジョン(パク・ソダム)を連れて豪邸を訪れ、ギジョンはダソンの美術家庭教師となる。どの家庭教師も1か月も続かなかったというダソンを恐るべき速さで手なずけ、二人はあっという間に一家の信用を得ていった。そして、ギジョンは次にある仕掛けをして…。

 

 

 ポン・ジュノ監督なので暗い(笑)。けど、面白い! 韓国は家族が中心の社会で、格差社会である。裕福な者も貧しい者も、それぞれの家族が自分の家族を守るために良かれと思った事が歯車を狂わせていく。貧しい半地下の家族の長男が、富裕層の家族をカモろうと思ってついた"嘘"が、やがて両方の家族を破滅へと導く悲劇へと向かわせる。

 

 

 笑っちゃ悪いのだが、クスクス笑える場面もあり、よく見ればファーストシーンとラストシーンが、絶妙に繋がっているということにも気付いた。韓国映画独特の湿っぽさも充分だ。間違いなく、今まで観た韓国映画の中でもベストな映画である。

 

 

私の評価…☆☆☆☆★

 

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