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2020年8月13日 (木)

ラストレター

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劇場:アースシネマズ姫路
監督・脚本・原作:岩井俊二「ラストレター」
製作:川村元気(企画・プロデュース)、水野昌、臼井真之介
製作総指揮:山内章弘
出演:松たか子、広瀬すず、庵野秀明、森七菜、降谷凪、小室等、水越けいこ、木内みどり、鈴木慶一、豊川悦司、中山美穂、神木隆之介、福山雅治 他

 

 

  〈岩井俊二らしいノスタルジックな映画〉

 

 

 「Love Letter」や「スワロウテイル」などの岩井俊二監督が、自身の出身地である宮城を舞台に、手紙の行き違いから始まった2つの世代の男女の恋愛模様と、それぞれの心の再生と成長を描く。

 

 

 裕里(松たか子)の姉の未咲が、亡くなった。裕里は葬儀の場で、未咲の面影を残す娘の鮎美(広瀬すず)から、未咲宛ての同窓会の案内と、未咲が鮎美に残した手紙の存在を告げられる。未咲の死を知らせるために行った同窓会で、学校のヒロインだった姉と勘違いされてしまう裕里。そしてその場で、初恋の相手・鏡史郎(福山雅治)と再会することに。勘違いから始まった、裕里と鏡史郎の不思議な文通。裕里は、未咲のふりをして、手紙を書き続ける。その内のひとつの手紙が鮎美に届いてしまったことで、鮎美は鏡史郎(回想・神木隆之介)と未咲(回想・広瀬すず)、そして裕里(回想・森七菜)の学生時代の淡い初恋の思い出を辿りだす。ひょんなことから彼らを繋いだ手紙は、未咲の死の真相、そして過去と現在、心に蓋をしてきたそれぞれの初恋の想いを、時を超えて動かしていく…。

 

 

 これは、またなんとも岩井俊二らしい、ロマンチックでどこかノスタルジックな映画である。タイトルや序盤の展開からして「Love Letter」のアンサー的な内容なのだが、終盤にあの2人を登場させるあたりは、やはりそうなのかと思わせる。

 

 

 役者もまた素晴らしく、松たか子や広瀬すずは勿論だが、本作での注目はやはり森七菜だろう。彼女は松たか子演じる裕里の少女時代と、彼女の娘を二役で演じ分けるのだが、既にイメージが定着しつつある広瀬すずに対し、まだまだ成長途上で可憐さを残す森七菜は存在感も光っていて、暫くはこの手の映画に引っ張りだこになりそうな感じがある。

 

 

 ところでこの原作は、本作が作られる前の2018年に、先に中国で映画化されている。そして、その中国版も「チィファの手紙」(原題「你好,之华」)の邦題で9月11日から日本でも公開される。松たか子が演じた裕里に当たるチィファを、中国四大女優の1人ジョウ・シュン(周迅 「ふたりの人魚」(2000年)他)が演じ、森七菜が演じた二役を、「唐山大地震」(2010年)で天才子役として一躍脚光を浴びたチャン・ツイフォン(张子枫)が演じる。日本版では季節は夏の設定だったが、中国版では冬。細かいところで設定を変えているようだが、こちらのほうも是非観てみたい。

 

 

私の評価…☆☆☆☆

 

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