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2020年8月13日 (木)

ジョジョ・ラビット

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劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本・製作:タイカ・ワイティティ
原作:クリスティン・ルーネンズ「Caging Skies」
共同製作:カーシュー・ニール、チェルシー・ウィンスタンリー
製作総指揮:ケヴァン・ヴァン・トンプソン
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):ローマン・グリフィン・デイヴィス(山崎智史)、トーマシン・マッケンジー(清水理沙)、スカーレット・ヨハンソン(浅野まゆみ)、タイカ・ワイティティ(間宮康弘)、サム・ロックウェル(桐本拓哉)、レベル・ウィルソン(斉藤貴美子)、アルフィー・アレン(美斉津恵友)、スティーブン・マーチャント(佐々木睦)、アーチー・イェーツ(櫻井優輝) 他

 

 

  〈今までにない、斬新な切り口でナチスを描いた傑作〉

 

 

 「マイティ・ソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティ監督がメガホンをとり、第44回トロント国際映画祭にて最高賞である観客賞を受賞した人間ドラマ。第二次世界大戦中のドイツを舞台に、戦時下に生きる人々の姿をユーモアたっぷりに描く。

 

 

 第二次世界大戦下のドイツ。心優しい10歳の少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、空想上の友だちのアドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)の助けを借りながら、青少年集団ヒトラーユーゲントで立派な兵士になろうと奮闘していた。
しかし、ジョジョは訓練でウサギを殺すことができず、教官から”ジョジョ・ラビット”という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかわれてしまう。そんなある日、母親(スカーレット・ヨハンソン)とふたりで暮らしていたジョジョは、家の片隅に隠された小さな部屋で、ユダヤ人の少女(トーマサイン・マッケンジー)がこっそりと匿われていることに気付く。ジョジョの頼りとなるのは、ちょっぴり皮肉屋で口うるさいアドルフだけ…。臆病なジョジョの生活は一体どうなってしまうのか!?

 

 

 軍隊行進曲風にアレンジされた"20世紀フォックスファンファーレ"から、心を掴まされた。それに続くオープニングで、ビートルズの「I Want To Hold Your Hand」(貴重なドイツ語ヴァージョン)が流れ、物語の世界観にグイグイ引き込まれていく。

 

 

 コメディ色を前面に押し出した反戦映画は、これまでにもあったが、本作はその中でも出色の出来。戦時中の厳しい暮らしや戦闘場面でも、常に笑いが絶えない。それもトゲトゲしたものではなく、軟らかい温かい空気に包まれる。

 

 

 もっとも、そんな中にも危険を示すサインはきちんと潜ませており、街中でぶら下がっている足が死を意味することに気づかされると、以降はその靴がアップになる度にドキリとする仕掛けなどは、かなり練られた脚本である。

 

 

 母親に依存しきっていた少年が、ユダヤ人少女エルサと出会い敗戦という通過儀礼を経て、人として成長していく物語。因みに、エンディングにはデヴィッド・ボウイの名曲「Heroes」(これもドイツ語ヴァージョン)が流れる。これはベルリンの壁の前で男女がキスをするのをイメージしたといわれる曲。オープニングといい、巧みな選曲には唸らざるを得ない。

 

 

私の評価…☆☆☆☆★

 

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