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2020年9月

2020年9月30日 (水)

チャーリーズ・エンジェル(2019年版)

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動画配信:U-NEXT
監督・脚本・製作:エリザベス・バンクス
原案:エヴァン・スピリオトポウロス、デヴィッド・オーバーン
原作:アイヴァン・ゴッフ、ベン・ロバーツ「チャーリーズ・エンジェル」
共同製作:ダグ・ベルグラッド、エリザベス・カンティロン、マックス・ハンデルマン
製作総指揮:ドリュー・バリモア、レナード・ゴールドバーグ、マシュー・ハーシュ、ナンシー・ジュヴォネン
音楽:ブライアン・タイラー
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):クリステン・スチュワート(木下紗華)、ナオミ・スコット(濱口綾乃)、エラ・バリンスカ(清水はる香)、エリザベス・バンクス(魏涼子)、パトリック・スチュワート(麦人)、ジャイモン・フンスー(江原正士)、サム・クラフリン(前野智昭)、ジョナサン・タッカー、ナット・ファクソン(ボルケーノ太田)、クリス・パン(田中進太郎)、ルイス・ヘラルド・メンデス(瀧村直樹)、ノア・センティネオ(新祐樹)、ロバート・クロットワーシー[チャーリーの声](平林剛)、ジャクリーン・スミス、ダニカ・パトリック、ロンダ・ラウジー、ラバーン・コックス(今井詩子) 他

 

エンジェル候補生…ヘイリー・スタインフェルド、リリ・ラインハート、アリー・レイズマン、クロエ・キム

 

(写真のみの出演)キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー

 

 

  〈善人役が女性だらけになった〉

 

 

 世界平和を守る女性エージェントたちの活躍を描いた同名の大ヒットアクションを再映画化。国際機密企業で特殊訓練を受けた女性チームが、新開発されたエネルギーの兵器化を阻止すべく、命を懸けて戦う。

 

 

 国際機密企業チャーリー・タウンゼント社で特殊訓練を受けたエリート女性エージェント組織、通称“チャーリーズ・エンジェル”。彼女たちは世界各地に拠点を置き、平和を見守る天使=“エンジェル”として隠密に活動している。ある日、巨大テクノロジー企業に勤める天才プログラマーのエレーナ(ナオミ・スコット)は、自身が開発したプロダクト=新エネルギー源“カリスト”を会社が武器として軍事利用していることに気づき、エンジェルたちに調査を依頼。それがきっかけで、エレーナは命を狙われることに。姿を見せないチャーリーに代わり、エンジェルたちにミッションを与える司令塔ボスレー(エリザベス・バンクス)は、変装と潜入を得意とするサビーナ(クリステン・スチュワート)、元MI6であらゆる武器を自在に操るジェーン(エラ・バリンスカ)と共に、エレーナを守りながら調査を開始。さらにはエレーナのハッキングスキルを高く評価し、新たなエンジェルとしてスカウトする。それぞれの特技を最大限に活用し調査を進める“チャーリーズ・エンジェル”は、ハンブルク、リオデジャネイロ、イスタンブールなど行く先々で立て続けに危機に直面する。チャーリー・タウンゼント社に内通者がいるのか…?

 

 

 メンバーを一新したので、リブートと思いきや、キャメロン・ディアズ主演の「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」(2003年)の続編的な位置付け。ナオミ・スコットが開発した新エネルギーを巡って、兵器化しようとする悪漢とエンジェルたちが戦う。エリザベス・バンクスが監督も兼ねているから、アクション版「ピッチパーフェクト」という感じである。ストーリーがかなり大味なのは否めないが、メインの3人が、体育会のようなノリでアクションを決めるのが何とも楽しい。

 

 

 新機軸としては、本来男性が演じていたボスレーや、チャーリーを女性が演じていること。代わりに、エンジェル達のアジア人助っ人以外の男性は全て悪役で、分りやすい構図になっている。「X-MEN」シリーズのチャールズ・エグゼビア役等、善役のイメージが強いパトリック・スチュワートが、悪役をやっているのも珍しい。

 

 

 俳優としてはワーナーブラザーズに移籍したものの、このソニー・ピクチャーズ製映画の製作権は手放さなかったドリュー・バリモアが製作に名を連ねていることもあってか、旧シリーズの3人(キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー)も、写真で登場。おまけに、エンドロール中のおまけ映像には、初代エンジェルのケリー(ジャクリーン・スミス)が「~フルスロットル」に続いて出演。同じくおまけ映像で、次期エンジェル候補生のなかに、「ピッチ・パーフェクト」繋がりでヘイリー・スタインフェルドが出演と、映画ファン向けのお楽しみも充実している。

 

 

 アメリカではコケちゃったので、この3人での続編は望めそうにないが、テレビシリーズからのリスペクトを含め、これはこれで楽しい映画。うーん、スクリーンで観たかったナ。

 

 

私の評価…☆☆☆★

 

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2020年9月25日 (金)

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒

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劇場:MOVIX京都
監督:キャシー・ヤン
脚本:クリスティーナ・ホドソン
原作:チャック・ディクソン、ゲイリー・フランク「バーズ・オブ・プレイ」(DCコミックス)
製作:マーゴット・ロビー、ブライアン・アンケレス、スー・クロール
製作総指揮:デヴィッド・エアー、ウォルター・ハマダ、ジェフ・ジョンズ、ハンス・リッター、ゲイレン・ヴェイスマン
音楽:ダニエル・ペンバートン
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):マーゴット・ロビー(東條加那子)、メアリー・エリザベス・ウィンステッド(鷄冠井美智子)、ジャーニー・スモレット=ベル(村中知)、ロージー・ペレス(高乃麗)、エラ・ジェイ・バスコ(花澤香菜)、クリス・メッシーナ(姫野惠二)、ユアン・マクレガー(森川智之)、アリ・ウォン(野一祐子)、スティーヴン・ウィリアムズ(斎藤志郎)、デレク・ウィルソン(綿貫竜之介)、ダナ・リー(佐々木省三)、フランソワ・チャウ(東和良)、マット・ウィリグ(櫛田泰道)、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ(渡辺広子)、シャーリーン・アモイア、ポール・ラサ、ロバート・カトリーニ 他

 

 

  〈暗い気分を吹き飛ばす〉

 

 

 「スーサイド・スクワッド」でマーゴット・ロビーが演じ注目を集めたハーレイ・クインが、恋人ジョーカーと別れて新たな人生を歩みだすアクションムービー。束縛から解放されたハーレイは、同じくワケありの女性たちと異色のチームを結成し、街を牛耳る巨悪ブラックマスクと戦う。

 

 

 ジョーカー(ジャレット・レト)と別れ、すべての束縛から放たれたハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)。モラルのない暴れぶりが街中の悪党たちの恨みを買うなか、謎のダイヤを盗んだ少女をめぐり、裏世界を牛耳る残酷なサイコ“ブラックマスク(ユアン・マクレガー)” との全面対決へ! 悪 VS 悪のカオスな戦いでテンションMAXのハーレイは、切り札としてクセ者だらけの最凶チームを新結成。世界のすべてをぶち壊しに行く、前代未聞のクレイジーバトルが始まる!

 

 

 これが、緊急事態宣言前に観た最後の映画(やっとここまで書けた 苦笑)。殆ど駆け込み同然で観て、以降2か月ほど映画館で観る事はできなくなってしまう(宣言明けてからもう20本ほど観てるけど)。

 

 

 これは最高に楽しい、気分アゲアゲな映画。「スーサイド・スクワット」からの続きではあるものの、ストーリーは独立しているので、マーゴット・ロビー演じるハーレイが、愛しのプリンちゃんことジョーカーと恋仲にあったことだけ押さえておけば「スーサイド・スクワッド」は観ていなくても問題ない。原題の「Birds of Prey(猛禽類)」は、のちに本作では脇役のブラックキャナリー(ジャーニー・スモレット=ベル)らによって作られる女性のヒーローチームのことだが、やっぱり本作はハーレイが主役。アクションもキレッキレで面白かった。

 

 

 相変わらず脚本は、とても褒められた出来ではないが、悪人が何故かイイ事ばかりやっていた「スーサイド・スクワッド」とは違って、ちゃんと悪人だし、ハーレイ・クインもギリギリ許せるラインをきっちり設定している。おまけに彼女の成長もしっかり描いているのが面白い。鬱屈した現実から逃避するには最適の映画。元気の出る映画だ。

 

 

私の評価…☆☆☆★

 

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2020年9月23日 (水)

グッドバイ 〜嘘からはじまる人生喜劇〜

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劇場:MOVIX京都
監督:成島出
脚本:奥寺佐渡子
原作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ(太宰治「グッド・バイ」より)
製作:武部由美子、池田史嗣
製作総指揮:木下直哉
音楽:安川午朗
出演:大泉洋、小池栄子、水川あさみ、橋本愛、緒川たまき、木村多江、皆川猿時、田中要次、池谷のぶえ、犬山イヌコ、水澤紳吾、戸田恵子、濱田岳、松重豊 他

 

 

  〈"映画"と"舞台"の見せ方の違いを考慮すべき〉

 

 

 「ソロモンの偽証」の成島出監督が、太宰治の未完の遺作をもとに作られた舞台を映画化した人生喜劇。戦後・昭和の日本を舞台に、“ニセ夫婦”の企みを描く。

 

 

 戦後の混乱から復興へ向かう昭和のニッポン。文芸雑誌の編集長の田島周二(大泉洋)は、気がつけば何人もの愛人を抱える始末。このままではいけないと愛人たちと別れる決心をしたものの、優柔不断な田島は、彼女たちを前にすると別れを切り出すことができない。困り果てた田島は、金にがめつい担ぎ屋・キヌ子(小池栄子)に、女房を演じてくれと頼み込む。そう、キヌ子は泥だらけの顔を洗うと誰もが振り返る女だったのだ。男は、女と別れるため、女は、金のため…。こうして、二人の“嘘夫婦”の企みが始まった…。

 

 

 文豪・太宰治の未完の遺作をアレンジした、ケラリーノ・サンドロヴィッチの戯曲で、2015年に上演された「グッドバイ」を映画化したものである。

 

 

 舞台版では仲村トオルが演じた主役の田島周二役は、映画版では大泉洋に変わったが、ヒロイン=キヌ子役は舞台版と同じ小池栄子で、この2人のコンビネーションはピッタリとハマっている。小池栄子は舞台版が評価されて読売演劇大賞女優賞を受賞し、当たり役となった。ただ、映画版は舞台版をそのままやろうとしたのか、映画としては演出がやや誇張しすぎている感がある。勿論、コメディなので笑わせるところはテンションMaxにしてもいいのだが、演出の仕方にも問題ありで、これ舞台だったらもっと笑えただろうなと思える場面がいくつもあった。やはり映画は映画。舞台と同じことをやっても、向き不向きというものがあるんだネ。

 

 

私の評価…☆☆☆

 

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2020年9月16日 (水)

ヲタクに恋は難しい

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劇場:MOVIX京都
監督・脚本:福田雄一
原作:ふじた「ヲタクに恋は難しい」
製作:石原隆、野内雅宏、堀義貴、市川南
プロデューサー:若松央樹
音楽:鷺巣詩郎(ミュージカル作曲編曲)、瀬川英史(劇伴音楽)、日向萌(劇伴音楽)、酒井麻由佳(劇伴音楽)
出演:高畑充希、山﨑賢人、菜々緒、賀来賢人、今田美桜、若月佑美、ムロツヨシ、佐藤二朗、斎藤工、内田真礼 他


 


 


  〈何でミュージカルなの?〉


 


 


 オタクカップルの恋の行方を描いた人気コミックを、高畑充希&山﨑賢人の共演で映画化。監督は実写映画版「銀魂」シリーズの福田雄一。


 


 


 26歳のOL、桃瀬成海(高畑充希)は、転職先の会社で幼馴染の二藤宏嵩(山﨑賢人)と再会する。ルックスも良く、仕事もできる宏嵩は重度のゲームヲタク。そういう成海もまた、BLを好む隠れ腐女子だった。だが、周囲の人間にヲタクとバレる“ヲタバレ”を何よりも恐れ、家族はおろか親しい友人にもヲタクであることを隠し続けていた。そんな成海が本当の自分を曝け出すことができるのは、宏嵩だけ。会社帰り、居酒屋で呑みながらヲタ話に花を咲かせる2人。実は成海は、“ヲタバレ”して付き合っていた彼氏にフラれたばかり。“次の彼氏には死んでもヲタクを隠し通す”と息巻く成海に対して、宏嵩はヲタク同士で付き合うメリットを説き、交際を提案。2人の交際が正式にスタートし、お互いに充実したヲタクカップル生活が始まったはずだった。ところが、2人の行く手には数々の試練や困難が待ち受けていた…。


 


 


 元々はWeb漫画が原作で、深夜アニメにもなっているのだが、この実写版は福田雄一監督なので、原作はほぼ無視(笑)。アニヲタではなく、映画ヲタ向きのものになっていた。


 


 


 それにしても何でミュージカル仕立てにしたのか?まぁ、高畑充希はミュージカル経験豊富(8代目「ピーターパン」や、ブロウドウェイ・ミュージカルの日本人キャスト版「スウィニー・トッド」など)だからいいのだが。ダンスも前半は「ラ・ラ・ランド」風、後半はフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのコンビを彷彿とさせる(?)ステップ… って、こういうネタは映画ファンだと分かりやすいんだろうが、メインターゲットである10~20代の男女だと、元ネタ知らないで観ている人も多いと思う(ネットで酷評書いている人は多分、そう)。ほぼ前編にわたる「エヴァンゲリオン」ネタも、知らない人は置いてけぼりを食らうだろう。ミュージカル部分の作曲は鷺巣詩郎… もろ、エヴァがらみやん! エンドロール前の曲は明らかに狙ったな(笑)! 


 


 


 尚、アニメ版との繋がりはないが、人気声優の内田真礼が本人役で出演し、自身の持ち歌とオリジナル曲をライブで歌っているので、ファンは観るべし。


 


 


私の評価…☆☆☆


 


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2020年9月11日 (金)

ハスラーズ

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劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本:ローリーン・スカファリア
原作:ジェシカ・プレスラー「The Hustlers at Scores」
製作:ジェシカ・エルバウム、ウィル・フェレル、エレイン・ゴールドスミス=トーマス、アダム・マッケイ、ジェニファー・ロペス、ベニー・メディナ
製作総指揮:アレックス・ブラウン、ミーガン・エリソン、アダム・フォーゲルソン、ロバート・シモンズ、パメラ・サー
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):コンスタンス・ウー(小島幸子)、ジェニファー・ロペス(藤本喜久子)、ジュリア・スタイルズ(根本圭子)、キキ・パーマー(廣田悠美)、リリ・ラインハート(市川ひかる)、リゾ(根本圭子)、カーディ・B(三日尻望)、マーセデス・ルール、ワイ・チン・ホー、マデリーン・ブルーワー、トレイス・リセット、メッテ・トーリー、フランク・ホエーリー、ポール・ニールセン、ブランドン・キーナー、スティーヴン・ボイヤー、ジョン・グレイザー、ジェラルド・アール・ギラム、デヴィン・ラトレイ、リス・コイロ、ストーミー・マヤ、ビッグ・ジェイ・オーカーソン、アッシャー 他

 

 

  〈ジェニファー・ロペスが圧巻! 他は大したことない〉

 

 

 ニューヨーク・マガジンに掲載された記事を原案に、ウォール街を震撼させた驚愕の実話を映画化。

 

 

 幼少の頃、母に捨てられ、祖母に育てられたデスティニー(コンスタンス・ウー)は祖母の介護のため、ストリップクラブで働き始める。だが、夜通し働いても手元に残る金は僅かばかり。そんななか、クラブでひときわ輝くラモーナ(ジェニファー・ロペス)や、ベテランのダイヤモンド(カーディー・B)からストリッパーとしての稼ぎ方を学び、デスティニーは安定した生活ができるようになっていく、だが2008年、リーマン・ショックの影響で世界経済は冷え込み、ストリップクラブで働く彼女たちにも不況の波が押し寄せる。「真面目に働いても生活が苦しいのに、経済危機を引き起こした張本人であるウォール街の金融マンたちはなぜ相変わらず豊かな暮らしをしているのか」と不満を募らせるラモーナ。やがて、ラモーナはデスティニーやクラブの仲間たちと共に、世界最高峰の金融地区ウォール街の裕福なクライアントたちから大金を騙し取る計画を企てる…。

 

 

 リーマンショック後のニューヨークを舞台に、ストリップクラブで働く女性たちがウォール街の裕福なサラリーマンたちから大金を奪ったという事件を映画化したもの。謂わば“バブルと寝た女たち” in NY、といったところだが、女たちのやってることが犯罪なのは分かってても、観てる方にはどこか痛快で、カッコいい。だが、だんだん調子こいてハメてはいけない相手を狙ってしまい、復讐のつもりが仇となる。ラストがまた何とも皮肉なものになっているのだが、大して盛上がることなく終わってしまうのは残念。ジェニファー・ロペスの御年51歳には見えない身体に、思わず見とれてしまった。

 

 

私の評価…☆☆★

 

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2020年9月 4日 (金)

AI崩壊

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劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本:入江悠
製作:北島直明(企画・プロデューサー)
製作総指揮:伊藤響、松橋真三
音楽:横山克
主題歌:AI「僕らを待つ場所」
出演:大沢たかお、賀来賢人、広瀬アリス、岩田剛典、髙嶋政宏、芦名星、玉城ティナ、中野剛、余貴美子、酒向芳、田牧そら、 松嶋菜々子、三浦友和、野間口徹、マギー、黒田大輔、 毎熊克哉 他

 

 

  〈タイトルはベタだが中身はそこそこ面白い〉

 

 

 「22年目の告白―私が殺人犯です―」の入江悠監督が、AIを題材に完全オリジナルの脚本で描く近未来サスペンス。

 

 

 2030年。人々の生活を支える医療AI「のぞみ」の開発者である桐生浩介(大沢たかお)は、その功績が認められ娘と共に久々に日本に帰国する。英雄のような扱いを受ける桐生だったが、突如のぞみが暴走を開始――人間の生きる価値を合理的に選別し、殺戮を始める。警察庁の天才捜査官・桜庭(岩田剛典)は、AIを暴走させたテロリストを開発者である桐生と断定。日本中に張り巡らされたAI監視網で、逃亡者・桐生を追い詰める。桐生が開発したAIを管理していたのは、桐生の亡き妻でありAI共同開発者の望(松嶋菜々子)の弟、西村(賀来賢人)。事件の鍵を握る西村も奔走する一方で、所轄のベテラン刑事・合田(三浦友和)と捜査一課の新米刑事・奥瀬(広瀬アリス)は足を使った捜査で桐生に迫る。日本中がパニックに陥る中、桐生の決死の逃亡の果てに待っているものとは?一体、なぜAIは暴走したのか…?

 

 

 タイトルからしてベタだし、そういう展開を予測してしまうが、結構面白かった。話の構造としては、巻き込まれ型のミステリーで、結構昔から描かれてきた、ありがちな物だが、この手の物にありがちな、所謂突飛な発想がなく、限りなくリアルな世界観になっている。

 

 

 勿論、逃亡劇の途中で、限りある上映時間に収めるための強引な展開があったり、いろいろツッコミどころはあるのだが、話のテンポも良く、かなりスピーディーなものになっており、飽きさせない。

 

 

 入江悠監督作品は、自分は今までに「ジョーカー・ゲーム」と、「22年目の告白 -私が殺人犯です-」を観ているが、どれもツッコミどころは多々あれど、そこそこ面白くて、そういった意味では結構安定感がある監督だなという印象。もうちょっと上手く作れないかなあ、という感じはあるが、まぁ、今時の邦画の中では比較的安心して観られるかな、という感じである。

 

 

私の評価…☆☆☆

 

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2020年9月 2日 (水)

キャッツ

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劇場:TOHOシネマズ二条
監督・脚本・製作:トム・フーパー
原作:アンドルー・ロイド・ウェバー「キャッツ」、T・S・エリオット「キャッツ - ポッサムおじさんの猫とつき合う法」
共同製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、デブラ・ヘイワード
製作総指揮:ジョー・バーン、アンドルー・ロイド・ウェバー、アンジェラ・モリソン、スティーヴン・スピルバーグ
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):ジェームズ・コーデン(秋山竜次〈ロバート〉)、ジュディ・デンチ(大竹しのぶ)、ジェイソン・デルーロ(藤原聡〈Official髭男dism〉)、イドリス・エルバ(山寺宏一)、ジェニファー・ハドソン(高橋あず美)、イアン・マッケラン(宝田明)、テイラー・スウィフト(RIRI)、レベル・ウィルソン(浦嶋りんこ)、フランチェスカ・ヘイワード(葵わかな)、ローリー・デヴィッドソン(森崎ウィン〈PRIZMAX〉)、ロビー・フェアチャイルド(山崎育三郎)、メット・トーレイ(朴璐美)、スティーヴン・マックレー(大貫勇輔)、ダニー・コリンズ(宮野真守)、ナオイム・モーガン(沢城みゆき)、レイ・ウィンストン(山路和弘)、ラリー・ブルジョア(木村昴)、ロラン・ブルジョア(奈良徹)、ジェイ・バトート(濱野大輝)、ジョナデット・カルピオ(きそひろこ)、ダニエラ・ノーマン(清水理沙)、ブルーイー・ロビンソン(武内駿輔)、フレヤ・ローリー(伽藍琳)、イダ・サキ、ジジ・ストラレン(メロディー・チューバック)、エリック・アンダーウッド、メリッサ・マッデン・グレー(寺依沙織) 他

 

 

  〈この手の物は実写映画にするのは難しい〉

 

 

 1981年にロンドンで初演され、全世界累計観客動員数が8100万人を突破したミュージカルの金字塔「キャッツ」を、『レ・ミゼラブル』のトム・フーパー監督が映画化。英国ロイヤルバレエ団でプリンシパルを務めるフランチェスカ・ヘイワードが映画初出演にして主演を飾るほか、『ドリームガールズ』でアカデミー賞助演女優賞に輝いたジェニファー・ハドソンら豪華キャストが共演する。

 

 

 満月が輝く夜。若く臆病な白猫ヴィクトリア(フランチェスカ・ヘイワード)が迷い込んだのはロンドンの片隅のゴミ捨て場。そこで出会ったのは個性豊かな 〝ジェリクルキャッツ〞 たち。ぐうたらな猫、 ワイルドな猫、お金持ちでグルメな猫、勇敢な兄貴肌の猫、不思議な力を持つ長老猫…様々な出会いの中でヴィクトリアも自分らしい生き方を見つけていく。そして今宵は新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜。一生に一度、 一夜だけの特別な舞踏会の幕が開く…。

 

 

 いやぁ、散々な評価を知りつつ観たんだが、こりゃアカンでしょ(笑)。若手女性キャスト以外の"猫人間"は、リアルに描くならCGで、というのは分かるが、変にリアル過ぎて気持ち悪い。1人、レベル・ウィルソンだけ着ぐるみ設定なのが笑えるが(日本でいう渡辺直美みたいなコメディエンヌだから着ぐるみのほうが似合うのかも)。

 

 

 勿論、俳優たちはジェニファー・ハドソンやテイラー・スウィフトを始め、素晴らしいキャスティングだし、楽曲も良いのだが、物語があまりにも平坦過ぎて、何を観させられているのかよく分からないのである。元々の舞台版は群像劇形式だったと思うが、映画版では主役でも何でもないヴィクトリアを軸に描いているということからして、違和感がある。要は、舞台版から根本的に描きかたを変えてしまったがために、舞台版のファンからもミュージカル映画ファンからも総スカンを食らってしまったのだろう。

 

 

 因みに、舞台版の映画化はかなり前から構想はあったらしく、1990年代にアニメ映画が計画されていたようなのだが、そのアニメーション・スタジオの閉鎖によって白紙になっていた。実写で描くよりは、やはりこの手の物はアニメで描く方が、まだ形として物になったとおもうのだが。

 

 

私の評価…☆☆

 

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